2kWモーターコントローラー開発と販売
2kW 3相永久磁石式モーターコントローラーを新規開発しました。

ワニクマ店長の取引先会社からの注文で2kWモーターコントローラーを新規開発しました。
(※本製品は受注生産となります)



【仕様】
動作電圧範囲:10V〜80V
最大電流:  30A
最大電力:  2kW
負荷:    3相永久磁石式電動機
主な用途:  小型電動乗り物や移動式ロボット等
通電方式:  120°矩形波
センサー:  ホールIC式位置センサー(sin,cos式も相談に応じる)
保護方式:  5us以内の過電流保護(MOSFETドレイン電圧検出式)、過熱保護、過電圧保護(回生時)
スロットル: 0.9V〜3.3Vアナログ入力(力行と回生独立)、4V〜5Vスロットル断線による暴走保護
通信方式:  CAN通信(標準フレーム)500kbps(終端抵抗なし) ※オプション
       電源電圧、モーター電流、回転数、アクセル開度、温度等の情報を10ms周期で送信

※写真は試作品のため、実際製品と少し異なる場合があります


【開発詳細】
回路設計:     ワニクマ店長
基板設計:     ワニクマ店長
制御ソフト設計:  ワニクマ店長
基板製造:     海外メーカー
アルミケース製造: 海外メーカー
半導体部品:    海外製(マイコンは車載グレード)
受動部品:     日本製(民生グレード)

本当は全ての部品を国産品で作りたかったんですが、顧客からのコストの要望もあり、基板やアルミケースの加工は海外メーカーに依頼しました。
半導体等の重要部品は国産品を使用したいですが、個人事業主では入手困難で、仕方なくアメリカ製を使うことにしました。


【基板制作】
基板はCADで設計図を製作し、基板製造メーカーに製造を依頼しました。
(基板のサイズや回路変更は相談に応じる※別料金)


【アルミケース】
パワー半導体を冷やすアルミケースも3D CADでデータを製作し、金属加工メーカーに製造を依頼。
(ケースのサイズ変更等は相談に応じる※別料金)


【パワー半導体】
過去実績のあるIR社のパワー半導体を使用。
(国産品への変更可※別料金)


【動作確認と意地悪試験】
試作品の動作確認とショート等の過電流発生の意地悪試験を実施した動画







【採用実績】
ワニクマ店長の取引先会社の製品を紹介

最初のプロジェクトは、運搬作業用電動一輪車の試作品に採用されました。


まだまだトルクアップ等の課題がありますが、量産に向けて開発継続中。


他にも小型電動四輪車の試作品に採用

駆動輪が2輪以上になると、カーブを曲がる時に車輪の回転差で、通常は差動歯車が必要になりますが、今回はインホイルで駆動するので、
差動動作を電気的に実現するのが開発の楽しい部分ですね。








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