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非接触給電は電磁誘導の原理を利用して電線による接続なしで空間を経由して電力を転送できますが、実際は空芯コイルを利用すると漏れ磁束が多く、
2次側に転送できる電力は僅かです。磁気抵抗が低い磁性体をコアとして使うと1次側と2側の漏れ磁束が減るので結合率がよくなって、大きい電力を
伝送することができますが、転送できる距離が短くなります。 この欠点を解決したのが共振を利用した磁界共鳴式ですが、海外から発表された論文を見ると、1次側と2次側の共振周波数が一致した時に磁気結合率が 上がり、空芯コイルでも遠く離れた2次側に電力を転送することができる内容でした。 ワニクマ店長も興味があって実験して見ました。 ![]() 上の写真がワニクマ店長が遊びで作った試作回路です。 発振回路はハーフブリッジ式で、共振周波数は約20kHzに設定、入力電圧は12V〜24V範囲に設定していますが、この回路では最大約15Wの電力をワイヤレスで転送する ことができます。 |
下のビデオが15Vで約8W転送の実験結果です。 ワニクマ店長は過去の実験で100Wまでワイヤレスで電力転送の経験がありますが、さらに電力を上げるにはコイルとコンデンサの共振回路の設計がノウハウかなと 実感しました。 |
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